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ビジュアルスノウの患者数はどの位いるの?

ビジュアルスノウ症候群(視界砂嵐症候群、雪視症、小雪症候群、以下ビジュアルスノウ)を専門的に取り上げている海外サイト「Eye on Vision」が実施したアンケートによると、自己評価でビジュアルスノウ患者だと申告してきた1104人のなかで1061人がビジュアルスノウであると正式に診断をされました。

またコペンハーゲン大学の臨床研究准教授であるDaniel Kondziellaがイギリスの一般人1015人に調査を実施。バイアスを排除するため「ビジュアルスノウ調査」という面目は隠し、糖尿病や口唇裂(こうしんれつ)など無関係の病気の質問もまぜられた形式で行いました。

その結果、1015人中の22人(2.2%、平均年齢50.6歳)がビジュアルスノウと正式に診断をされました。

その他海外のビジュアルスノウ患者(自己申告)が集まる、あるVSSコミュニティでは2021年6月27日現在で10300人のものメンバーが参加しています。

日本ではまだ大規模な調査が行われていないため、潜在的・顕在的にどの程度のビジュアルスノウ患者がいるのかはまったく不透明です。参考までにビジュアルスノウについて専門的に発信をしている私のアカウントでは、2021年6月27日時点で100人ほどのフォロワー数となっています。日本で今後調査が実施されましたらその内容をご報告します。

※序盤2つの調査については、神経科医向けに信憑性の高い情報を取り扱っている「Nature Reviews Neurology」にて2020年に掲載された下記論文を情報の拠りどころとしています。

Shedding new light on visual snow syndrome | Nature Reviews Neurology

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