医療系の資料やニュースなどでは、文献・文脈ごとに「発病・発症・罹病・罹患」といった言葉の使い分けがされています。
この記事では、下記のような方に向けて、これらの言葉の違いについて解説します。
感覚で使ってるけど、ニュアンスの違いがわからない
発病・発症・罹病・罹患の違い
まずは「発病・罹患・罹患」の違いについてです。これらに共通する意味は「病気になること。」ですが、下記の使い分けがされています。
発病 | 意味:幅広い場面で使われる、一般的な表現 例文:過労による発病 |
罹病(りびょう) | 意味:硬い言い方・文章語 例文:伝染病に罹病した |
罹患(りかん) | 意味:硬い言い方・文章語 例文:コレラに罹患した人の数 |
これらに対して「発症」は、「病気になった後、その病気の症状が現れること」を意味しています。
発症 | 意味:「病気になった後、その病気の症状が現れること」 例文:エボラ出血熱を発症した人の数 |
以上が、発病・発症・罹患・罹患の違いと読み方です。
参考文献