ビジュアルスノウの治療において数多くの薬が試されてきましたが、治療として成立するほど効果を挙げたものはいまだありません。またサプリに関する研究報告もいまだ見かけたことがありません。
Many drugs have been investigated as treatments but none with useful levels of success.
多くの薬が治療法として研究されてきましたが、有用なレベルの成功を収めたものはありません。
Visual snow | Innovative Eye Care
海外研究者が58人の患者に投薬研究を実施しましたが、その際も望ましい効果は得られませんでした(下記動画を参照)。
対象患者数 | 58人 |
ラモトリギン(てんかん薬) | 26人中5人(19.2%)の患者が効果を実感 |
副作用(アレルギー反応、眠気) | 上記26人中13人(50%)の患者に副作用 |
バルブロ酸(てんかん、鬱・躁鬱薬) トピラマート(てんかん薬) アセタゾラミド(眼圧低下薬) フルナリジン(片麻痺) |
14人中14人の患者が効果なし |
※上記は精神科で処方される薬 ※2007~2018年にかけて海外の患者さんを対象に行われた研究 |
動画中で紹介されている論文は下記です。
Treatment effects and comorbid diseases in 58 patients with visual snow | National Library of Medicine
ビジュアルスノウに薬が効かないときの唯一の対処法ビジュアルスノウ(視界砂嵐症候群)を発症後、ラモトリギンやバルブロ酸などさまざまな薬を試してみたけれども、まったく効果がでなかった方は多いのではないでしょうか。
期待とは裏腹に変化が無かった際には、虚しさに苛まれたかと思います。では、どのようにこの病気に対処をすればよいのでしょうか。
今回は現役検眼医であるテリー・サング医師が海外研究チームのYoutubeチャンネル『Visual Snow Initiative』の動画内にて述べたご意見をご紹介します。...