ビジュアルスノウ症候群(視界砂嵐症候群、雪視症、小雪症候群、以下ビジュアルスノウ)を発症した私の経験を兼ねて、当障害特有の発症特性を考察します。
まず一番最初に発症をしたのはビジュアルスノウ(砂嵐)とブルーフィールド内視現象の症状でした。1か月後に軽度の反復視と過度の飛蚊症が発症。半年後に耳鳴りが発症しました。
砂嵐とブルーフィールド内視現象の症状は発症以来、症状に変化はありません。反復視は発症後およそ2年間毎日悪化(1日単位で悪化を実感)し、耳鳴りは一時期を境に2週間程度悪化し続けた後、その後変化なしです。
過度の飛蚊症も2年間悪化し続けていますが、こちらは反復視に比べて進行がゆったりであり、2か月ごとに動く虫が増えているのを実感する程度です。
- 初期症状:砂嵐、ブルーフィールド内視現象
- 1か月後:軽度の反復視(重度の悪化)と過度の飛蚊症(軽度の悪化)
- 半年後:耳鳴り(基本変化無し。特定時期だけ重度の悪化をし、その後変化無し。)
研究対象となった、ある28歳男性も各症状の発症に時間差があります。
Two weeks after onset ofpixelated vision he developed auditory hallucinations and hyperacusis. These increased in intensity and frequency to 500-600 times per day.
ピクセル化された視界の発症から2週間後、彼は幻聴と聴覚過敏を発症しました。これらは強度と頻度が1日あたり500〜600回に増加しました。
※ピクセル化された視界=砂嵐の症状
引用元:148 Visual Snow Defeats Guardians of the Galaxy Volume 2: Unremitting Pixelation Despite Three-Dimentional Stereoscopic Film | Cambridge Core
これらのことから、当障害は時間差で各症状が発症する性質を持っている可能性が挙げられます。論文などで関連情報を見つけ次第追記します。