今回は、脳神経外科である後藤先生から頂いた応援のメッセージをご紹介します。
当サイト宛てのものではありますが、脳神経外科の方がビジュアルスノウの治療法確立に向けて日々奮闘してくださっていることを知り、他の患者さんにも共有せずにはいられませんでした。
謎多き当病気の診療に苦戦しているご様子ではありますが、眼科医の先生に積極的にコミュニケーションを図ったり、学会発表に向けて取り組んでいたりなど、非常にご尽力くださっています。特別に公開許可を受けましたので、皆さんもぜひ後藤先生の熱い想いを受け取ってください!
脳神経外科医をしているものです。
このようなサイトが運営されていること、とても嬉しく思います。私は頭痛専門医でもあり、日々頭痛診療も行っておりますが、片頭痛に合併するビジュアルスノウを経験します。最近では知り合いの眼科の先生にビジュアルスノウについてご理解頂くと、ビジュアルスノウ疑いの患者さんを多く紹介していただけるようになりました。
ビジュアルスノウの患者さんには、これを病気と考えていなかった方や、これまで医師に幻覚や気のせいと言われて諦めていた方などがおられます。患者さんにも医師にもあまり認知されていない疾患だと日々実感しております。
治療は正直まだまだ有効なものはありません。抗てんかん薬などで一定の効果がみられるものもありますが、適応外使用であり、使いづらいのが現状です。
私はビジュアルスノウの患者さんを診断基準に基づいて診断してあげることで、この疾患の認知度を上げていきたいと思っています。また、学会などでもビジュアルスノウがもっと認知されるようになればと考えています。
長くなりましたが、このような素晴らしいサイトを応援しております。
後藤雄大
なお、清澤眼科医院の清澤先生へのご連絡を提案したところご承諾いただけました。こちらの今後の進展につきましては不確定要素が多いですが、また一つ、日本でのビジュアルスノウ研究・診療発展に向けて貴重な進展があったといえるのではないでしょうか(^^)